このページでは、トロントに滞在中の方に向けて、カナダの他の都市への移動方法・値段、観光地の概要などを紹介・比較していきたいと思います。
皆さんの旅行先選びの助けになれば幸いです!
ナイアガラの滝(Niagara Falls)
ナイアガラの滝ってどんなところ?
ナイアガラの滝は、カナダとアメリカの間に位置する観光地です。
ナイアガラの滝のみの観光であれば、トロントから日帰りで十分に楽しむ事ができます。
また、車で30分ほどのところに、”Niagara on the Lake”という19世紀の歴史的な雰囲気とワインが有名な町があります。
主な観光地・アクティビティ
Niagara Cruise
Niagara Cruiseは、ナイアガラの滝を船で体験できる20分程度のクルージングになります。
(滝に着くとすぐに、赤いカッパの人達が乗っている船が見えます)
値段は約$30からで、15〜30分ごとに運行していますが、最終便は日によってかなり異なるので、訪れる際は事前に公式サイトで確認しておきましょう。
公式サイト: Niagara City Cruses
Journey Behind the Falls
Journey Behind the Fallsは、その名の通りナイアガラの滝を後ろから間近で見ることができます。
ナイアガラの滝のすぐ近くにあるTable Rock Centreで、チケットを購入できます。
(こっちでは、黄色のカッパが配布されるようです)
値段は約$20で、チケット購入後エレベーターで滝の裏側へ続く道に行くことができます。
Skylon Tower
Skylon Towerは、ナイアガラの滝から徒歩圏内にある展望台付きタワーです。
料金は約$15で、ナイアガラの滝を上から一望することができます。
個人的には、日が沈む少し前に訪れると滝と夕焼けを一緒に見れるのでおすすめです。
公式サイト: Skylon Tower
移動手段の比較
移動手段 | 所要時間(目安) | 費用(目安・往復) |
車 | 約1時間30分 | ー |
直通バス(Flix Bus) (Mega bus) | 約1時間50分 | 約$20~40 約$15〜(早期予約時) |
GO Transit Pass (電車+バス) | 約2時間 | 平日$32~ 週末$20~ |
オタワ(Ottawa)
オタワの詳細
オタワは、カナダの首都で人口が約100万人(トロントの約3分の1程度)のカナダで4番目に大きい都市です。
数日あれば、有名な所を回ることが出来るので、週末旅などにおすすめです。
特徴は、首都ということもあり、政府関係の歴史的な建築物がたくさんあり、湖ではなく川が横断している街なので、トロントとはまた違った雰囲気が楽しめると思います。
主な観光地
Parliament Hill
Parliament Hillは、カナダの国会議事堂になります。
3つのネオ・ゴシック式の建物から構成されており、中央棟からはオタワの街を一望することができます。
(上の画像は、中央棟のものです)
無料でガイド付きのツアーチケットを購入することが出来るので、訪れる際は早めに予約しましょう。
公式サイト: Visit Canada’s Parliament
Rideau Canal
Rideau Canal(リドー運河)は、世界遺産にもなっているオタワ内を流れる運河です。
冬の運河が凍る時期には、天然のスケートリンクとなり、凍っていない時期には、クルージングなどを楽しむことができます。
また、運河沿いの街道には、さまざまなお店があるので、飲食やショッピングなどを楽しむこともできます。
National Gallery of Canada
National Gallery of Canadaは、カナダの国立美術館です。
1880年に設立され、カナダ国内外の芸術作品(特にカナダのアートと先住民族アート)を幅広く展示しています。
また、建物自体も有名な建築家によって設計されており、入り口に「ママン」と呼ばれる蜘蛛の巨大彫刻が展示されているので、芸術に興味がない方も写真を撮るだけでも楽しめるかと思います。
料金は約$20で、定休日や営業時間は月によって異なるので、下の公式サイトから確認してください。
公式サイト: National Gallery of Canada
ByWard Market
ByWard Marketは、オタワの歴史あるカナダの名産品を販売するお店からレストランやバーまで約600店のさまざまなお店が集中している地域です。
ショッピングやお土産探し、ランチ・ディナーからナイトライフまで、ここにいけば何かあるという感じです。
自分はトロントでベーバーテイルを販売している店を見たことありませんが、ここでは販売されているようです。
公式サイト: BayWard Market District Authority
移動手段の比較
バンクーバー(Vancouver)
バンクーバーの詳細
バンクーバーはカナダで3番目に大きな都市で、周囲を山に囲まれているため都会と自然の両方を楽しむことができます。
気候はトロントと比べ、夏は涼しく冬は暖かいですが、秋ごろから春にかけて雨季があるので、夏に訪れるのがいいと思います。
アジア系の移民も多い街なので、トロントよりも日本の料理や製品をより簡単に見つけることが出来ると思うので、日本が恋しくなってきた方にもおすすめです。
主な観光地
Gastown
Gastown(ガスタウン)は、バンクーバー発祥の地と呼ばれており、レンガ作りの建物や道などレトロな雰囲気と歴史を楽しむことができます。
また、ガスタウンのランドマークとして蒸気時計があります。
これは蒸気を動力として動いており、見れるのは世界でここだけです。
ガスタウンでは、ショッピングやランチ・ディナーも楽しむことができます。
公式サイト: Gastown
Stanley Park
Stanley Park(スタンレー・パーク)は、バンクーバーのダウンタウンから徒歩圏内にある超大型の公園です。
公園内は、スポーツ施設やビーチ、レストラン・カフェ、水族館などもあるため様々な楽しみ方をすることができます。
自転車をレンタルすることが出来るので、サイクリングもおすすめです。
Granville Island
Granville Island(グランビル・アイランド)は、ダウンタウンの近くにある人工島で、ショッピングやレストランなどを楽しむことができます。
その他にもアートセンターやクラフトビール醸造所、ライブやフェスティバルが行われるシアターなどもあります。
公式サイト: Granville Island
Vancouver Lookout
Vancouver Lookout(バンクーバー展望台)は、地上168メートルにあるバンクーバーを360°見渡すことができる展望台です。
料金は約$20です。
公式サイト: Vancouver Lookout
移動手段の比較
移動手段 | 所要時間(目安) | 費用(目安・往復) |
飛行機 (Air Canada) | 約5時間20分 | 約$300〜(2024年10月) |
今回はAir Canadaで費用の目安を計算しましたが、Expediaなどで格安航空を利用すれば安く済ませることはできます。
しかし、その際は、キャリーオンや預け荷物は追加料金になるため手続きを忘れないように注意しましょう。
モントリオール(Montreal)
モントリオールの詳細
モントリオールはケベック州最大の都市(カナダでトロントに次いで2番目)で、フランス語が主に使われていたり、フランスの影響を色濃く残した街です。
気候はトロントと似ていますが、夏は暑く冬はトロントよりもっと寒いので、トロントの寒さに嫌気がさしている人は、暖かい時期に行くことをおすすめします。
トロントでもたくさんの種類の料理を楽しむことができますが、モントリオールではヨーロッパに影響を受けた料理(主にフレンチ)を味わえるので、食事も面からもトロントとは違ったカナダを経験できると思います。
主な観光地
Notre-Dame Basilica
Notre-Dame Basilica(ノートルダム大聖堂)は、モントリオールのランドマークとも言える北米最大規模を誇るカトリック教会です。
中では、ステントグラスや青や金の豪華な装飾だけでなく、世界最大級のパイプオルガンを見ることもできます。
Old Montreal
Old Montreal(オールド・モントリオール)は、モントリオールの旧市街で、19世紀の建物が多く残るエリアです。
歴史的な街並みだけでなく、ショッピングやレストランなどを楽しめる上に、他の観光スポットへのアクセスが良いのも特徴です。
Mount Royal Park
Mount Royal Park(モン=ロイヤル公園)は、モントリオールのダウンタウンを一望できる標高233メートルのところにある公園です。
夜にはダウンタウンの煌びやかな夜景、秋には壮大な紅葉を上から楽しむことができます。
移動手段の比較
ケベックシティ(Quebec City)
ケベックシティの詳細
ケベックシティは、街の一部が世界遺産に登録されているほど歴史豊かな街で、モントリオールと同様フランス語が主に使用されています。
気候はモントリオール同様かなり寒いので、寒さが苦手な方は夏から秋にかけてのシーズンだと暖かく紅葉なども見られるのでおすすめです。
冬には、「ケベック・ウィンターカーニバル」という大規模なイベントがあり、氷の彫刻や様々なアクティビティー、パレードなどを楽しむことができます。
主な観光地
Old Quebec
Old Quebec(オールドケベック)は、ケベックシティの旧市街にあたるところで、世界遺産に登録されています。
旧市街は城壁に囲まれており、中世ヨーロッパの雰囲気を楽しみながらショッピングや食事をすることができます。
Historic District of Old Québec – UNESCO World Heritage Centre
Petit-Champlain
Petit-Champlain(プチ・シャンプラン)は、オールドケベックの南側にある地域で、「北米最古の繁華街」と呼ばれています。
繁華街ということもあり、様々なお店やレストランが立ち並んでいます。
また、クリスマスシーズンなどには、ライトやデコレーションなどで装飾され、都会のクリスマスとはまた違ったクリスマスを楽しむことができます。
Château Frontenac
Château Frontenac(シャトー・フロンテナック)は、ケベックシティーのランドマークにもなっているお城のような建物ですが、高級ホテルとして運営されているので、宿泊することができます。
オフシーズンであれば、約$200〜宿泊することが出来るので、奮発して宿泊してみるもよし、見て写真を撮るだけでも楽しめると思います。(夜にはライトアップされます。)
公式サイト: Fairmont Le Château Frontenac
移動手段の比較
移動手段 | 所要時間(目安) | 費用(目安・往復) |
飛行機 | 約3時間 | 約$500~(2024年10月) |
車 | 約8時間20分 | ー |
上記位以外の移動手段だと、電車でも行くことは可能ですが、オタワかモントリオールで乗り換えることになります。(10から11時間ほどかかるので、現実的ではないため除外しました。)
※モントリオールからケベックシティへの場合は、車・電車共に約3時間程度で移動することができます。
カルガリー(Calgary)
カルガリーの詳細
カルガリーは、アルバータ州最大の街で程よい都会と自然の両方を楽しめる街です。
また、ロッキー山脈に囲まれた壮大な自然を楽しめる「バンフ」へのアクセスも良いため、こちらも同時に訪れることをおすすめします。
また、西部開拓時代の名残から夏に「カルガリー・スタンピード」というカウボーイのイベントが開催されます。
この時期にはロデオなど以外にも花火やコンサートなども開催されるので、これに合わせて訪れるのが一番良いかもしれません。
主な観光地
Calgary Tower
Calgary Tower(カルガリータワー)は、カルガリーのランドマークで、地上155メートルの展望台があり、カルガリーの街を360°見渡すことができます。
また、タワー内には絶景を楽しめるレストランやお土産ショップなどがあります。
公式サイト: Calgary Tower
Heritage Park
Heritage Park(ヘリテージ・パーク)は、18世紀前半のカナダ西部の村を再現したテーマパークです。
かなり大きなテーマパークで、蒸気機関車やボートなどを使ってパーク内を移動することができます。
また、当時の車の展示なども見ることができます。
季節やホリデーに合わせてたくさんのイベントが開催されています。
公式サイト: Heritage Park
Banff
Banff(バンフ)は、ロッキー山脈の麓にある自然豊かな小さな町で、休暇の地として大人気な場所です。
カルガリーから車で約2時間と少し離れたところにありますが、トロントから行く場合はカルガリー空港から陸路でしか行けません。
バンフの街ではショッピングやレストラン、少し外に出ればたくさんの国立公園と湖を楽しむことができます。
移動手段の比較
移動手段 | 所要時間(目安) | 費用(目安・往復) |
飛行機 (Air Canada) | 約4時間15分 | 約$260〜(2024年10月) |
※バンフへ行く場合は、ここからさらに2時間ほどバスなどで移動する必要があります。
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