こんな方に向けて
- 留学中or留学準備中の方
- ワーホリ中 or ワーホリ準備中の方
- 留学している or するお子さんがいる方(仕送りなどでも使えます!)
僕は2023年9月から1年間カナダのトロントでコープ留学をしており、実際にWiseも使用しました。
なので、海外送金を考えている方が抱きやすい疑問や躓きやすいところに関してはある程度わかると思っています。
お金に関することなので、しっかりと理解してから使いたいですよね。
この記事では、「そもそも自分は海外送金は必要?」ということから海外送金のメリット・Wiseのアカウント作成方法/送金方法・注意点まで自分の経験を交えて解説していきます。
この記事を読めば、Wiseでの海外送金を失敗することなく安心して完了することができます。
そもそも海外送金は必要?
ワーホリやコープ留学など現地で働く人はメリットが多い(=長期留学)
- カード支払い時の手数料を節約できる
- 現金を引き出す際に手数料が無料
- 帰国時に日本の銀行に送金する時に必要
(給料は現地の口座に支払われます) - 現地の銀行送金が使える(家賃や割り勘の際などに必要)
短期間の語学留学などでは必須ではない
Wiseは口座から口座だけでなく、Wise自体に預金してWiseが発行しているカードで支払いができるので便利でお得ではありますが、短期留学の場合はそこまでメリットは感じられないと思います。
こんな方におすすめ
- VISAなどの海外対応のカードを持っていない方
- 子供にキャッシュカードのような形で持たせたい保護者の方
親から子供への送金には最適
お子さんへ仕送りなどで送金する際に、手数料(子供に届かないお金)はできる限り抑えたいですよね。
Wiseを利用して送金をすると、銀行などの他の送金方法と比べ手数料をかなり抑えることができます。
こちらは、例としてカナダに30万円を送金した際、手数料などが引かれた後お子さんが受け取る金額の比較です。
Wise Screenshot
ご覧の通りWiseだとお子さんが実際に受け取る金額が1番多いのがわかると思います。
お子さんへの仕送り方法は、海外送金だけではありません。
実際の物を送れる「国際郵便」という方法もあります。
国際郵便と海外送金を比較したい方・国際郵便のやり方を知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
海外送金のメリットの詳細解説
カード支払い時の手数料を節約できる
Wiseで200万円送金した場合(2025年1月5日現在)
wise
$18371.22をVisaのクレジットカードで支払った場合(2025年1月5日現在)
Visa
※手数料は三井住友の2.2%で計算しています。
海外で日本で発行したカードで支払うと、円からカナダドルへの変換が行われます。
その際、それぞれのカード会社の手数料と国際ブランド(VISAなど)で設定されている為替レートが上乗せされて引き落とされます。
ただ、現地のカードで支払うと、円からカナダドルへの変換がないため仲介料を取られません。
なので、レートの上乗せがないWiseで一気にまとめてカナダの口座に送金しておくと余分に支払わなくて済みます。
現金を引き出す際に手数料が無料
現地のATMから日本のカードで現金を引き出す際には、銀行の独自レートと事務手数料という2つの手数料を取られてしまいます。
銀行の独自レートがある以上、日本のように一気に引き出してもあまり節約になりません。
更に、治安の問題上、大金を引き出すのはリスクがあるため、こまめに引き出すことになります。
長期留学であれば、回数が多い分意外と大きな出費になります。
Wiseを使って現地の口座に送金し、その銀行のATMから引き出せば手数料が無料になります。
(銀行によって回数に制限あり)
海外では基本どこでもカードでの支払いが可能ですが、時々現金が必要な場面が出てきます。
(コインランドリーやコートチェックなどでは時々現金だけのところがあります)
帰国時に日本の銀行に送金する時に必要
コープ留学など現地で働く場合、給料は現地の口座に支払われることになります。
そして、帰国時に口座を閉じる際には、残高は現金で受け取ることになります。
海外からは日本の口座に現金を入金できないので、銀行口座を閉じる前に送金をして残高をできるだけ減らしておくことが推奨されています。
海外送金サービスを提供している銀行も多いですが、ほとんどの場合手数料を取られるためあまりおすすめできません。
手数料無料と謳っていても、独自レート(実際のレート+為替手数料)など見えない手数料を取られる場合があるので注意!
現地の銀行送金が使える(家賃や割り勘の際などに必要)
例えば、カナダの口座があると”E-Transfer“というカナダの口座同士でアプリなどで色々な支払いができる機能が使えます。
これはよく家賃の支払いや個人間のお金のやり取りなどに使われます。
特に留学の最初の時期に、送金して海外口座にお金が入っていると便利です!
その他のメリット
- 海外口座に入金しておくと日本のカードが使えなかった際のリスクヘッジになります。
- Wiseに入金していた場合、旅行中でも手数料を抑えて支払い、出金ができます。
- Wiseなら一括で送金ができるので、予算の把握がしやすい。
(送金後に為替変動の影響を受けないため)
個人的に役立った場面
シェアハウス探し
僕が留学しているカナダのトロントでは、部屋を借りる際に最初の月の家賃とデポジットとして最後の月の家賃を契約時にまとめて払うのが一般的です。
当時僕はそれを知らず入金していなかったため、すぐに引き落として現金で払おうとしました。
しかし、持っているカードの海外引き出し限度額が思っていたより低く、期限内に払えなかったために一度いい物件を逃してしまったことがありました。
早めに入金して、「送金が使えていれば」といまだに後悔しています(笑)。
誕生日プレゼントやパーティーの送金
留学の最初はよく遊びに行くことが多いと思います。そこで、よく割り勘をする機会があるのですが、現地の口座にお金が入っていると、送金がしやすく相手に現金を渡して困らせることもなくなります。
また、自分の場合は友達みんなで1つの誕生日プレゼントを買うというのがお決まりだったので、その際の集金も送金が使えると楽でしたね。
Wiseの使い方
1.Wiseでアカウントを作成
- Wiseを開く(公式サイトはこちら)
- メールアドレスを入力
- アカウントのタイプ 「個人アカウント」を選択
- 国の選択 日本
- 電話番号を入力→SMS認証をする
- パスワードを設定する
これでアカウントの作成は完了です!
2.日本から海外の口座への送金の手順
必要なもの
- 本人確認書類
(基本は初回のみですが、送金の額によっては二度目以降必要になる場合があります) - 日本の口座情報
(銀行アプリなどで見れる範囲の情報なので、特別な書類などは必要ありません) - 海外の銀行口座
(Wiseへの入金のみの場合は不要です)
本人確認書類
Wise
まだカナダで口座を作っていない方
この記事では、カナダ5大銀行のプラン・手数料を一覧で比較しているので、自分に合った銀行を選ぶ助けになると思います。
手順
- 送金するを選択
- 送金額を選択
上が送金額、下が受け取り額になります。
送金額だけでなく、受け取り額も入力可能です! - 送金元の口座情報を入力
初回のみの作業になります。(2回目以降は自動で表示されます) - 利用目的・年間予定送金額・収入源・収入額などを選択する
これらは、わかる範囲での目安で構いません - 本人確認書類の提出
- 受け取り先の口座を選択
初回のみ口座を登録する必要があります。(2回目以降は自動で表示されます) - Wiseの口座に振り込む
これで送金の手続きは完了です。
銀行の営業時間などにより、振り込まれるまでに初回は数日かかる場合があります。
2回目以降は手順と日数ともに劇的に短くなります。
3.海外から日本の口座への送金
帰国時に海外から日本の口座へ送金する方もいると思います。
その際、次の条件によって手続きが違います。
自分に当てはまるものを確認してください。
1.Wiseを使ったことがある方+日本の住所がある
2.Wiseを使ったことがない方+日本の住所がある
3.転出届を提出し、公的に日本の住所がない方
1.Wiseを使ったことがある方+日本の住所がある
すでにWiseを使ったことがある方は、本人確認などがすでに完了しているため、比較的スムーズに全ての手続きを完了することができます。
手順
- 送金するを選択
- 送金額を選択
上が送金額、下が受け取り額になります。
送金額だけでなく、受け取り額も入力可能です! - 送金元の口座情報を入力
変更がある場合のみ - 利用目的・年間予定送金額・収入源・収入額などを選択する
これらは、わかる範囲での目安で構いません - 本人確認書類の提出
- 受け取り先の口座を選択
変更がある場合のみ - Wiseの口座に振り込む
これで送金の手続きは完了です。
銀行の営業時間などにより、振り込まれるまでに初回は数日かかる場合があります。
2回目以降は手順と日数ともに劇的に短くなります。
2.Wiseを使ったことがない方+日本の住所がある
Wiseを使ったことがなく、まだアカウントを持っていない方は、アカウントの作成から始めることになります。
1.まずはWiseでアカウントを作成
アカウント登録後、送金をする際に本人確認のために、マイナンバーカードが必要になります。
留学先に持ってきていない方は、次の「3.転出届を提出し、公的に日本の住所がない方」をご覧ください。
- Wiseを開く(公式サイトはこちら)
- メールアドレスを入力
- アカウントのタイプ 「個人アカウント」を選択
- 国の選択 日本
- 電話番号を入力→SMS認証をする
- パスワードを設定する
これでアカウントの作成は完了です!
必要なもの
- 本人確認書類
(基本は初回のみですが、送金の額によっては二度目以降必要になる場合があります) - 日本の口座情報
(銀行アプリなどで見れる範囲の情報なので、特別な書類などは必要ありません) - 海外の銀行口座
(Wiseへの入金のみの場合は不要です)
本人確認書類
Wise
マイナンバーカード以外を選択した場合、マイナンバー通知カードまたは、マイナンバーが記載された住民票が必要になります。
手順
- 送金するを選択
- 送金額を選択
上が送金額、下が受け取り額になります。
送金額だけでなく、受け取り額も入力可能です! - 送金元の口座情報を入力
初回のみの作業になります。(2回目以降は自動で表示されます) - 利用目的・年間予定送金額・収入源・収入額などを選択する
これらは、わかる範囲での目安で構いません - 本人確認書類の提出
- 受け取り先の口座を選択
初回のみ口座を登録する必要があります。(2回目以降は自動で表示されます) - Wiseの口座に振り込む
これで送金の手続きは完了です。
銀行の営業時間などにより、振り込まれるまでに初回は数日かかる場合があります。
2回目以降は手順と日数ともに劇的に短くなります。
海外在住の方・転出届を提出した方
海外在住の方や転出届を提出し日本に公的に住所がない方は、Wiseの日本アカウントを作ることがきません。
そのため、現在住んでいる国のWiseでアカウントを作成することになります。
なので、上記とは少し違う手順・書類が必要になります。
Wiseでアカウントを作成
- Wiseを開く(公式サイトはこちら)
- メールアドレスを入力
- アカウントのタイプ 「個人アカウント」を選択
- 国の選択 現在住んでいる国
- 電話番号を入力→SMS認証をする
- パスワードを設定する
これでアカウントの作成は完了です!
必要なもの
- 身分証明書+海外住所が証明できる書類
(基本は初回のみですが、送金の額によっては二度目以降必要になる場合があります) - 日本の口座情報
(銀行アプリなどで見れる範囲の情報なので、特別な書類などは必要ありません) - 海外の銀行口座
(Wiseへの入金のみの場合は不要です)
Wise
ワーホリ・留学中の方が比較的簡単に入手できる書類は、現地の銀行での残高証明だと思います。
(発行する際は、住所が記載されているか確認しましょう)
手順
- 送金するを選択
- 送金額を選択
上が送金額、下が受け取り額になります。
送金額だけでなく、受け取り額も入力可能です! - 送金元の口座情報を入力
初回のみの作業になります。(2回目以降は自動で表示されます) - 利用目的・年間予定送金額・収入源・収入額などを選択する
これらは、わかる範囲での目安で構いません - 本人確認書類の提出
- 受け取り先の口座を選択
初回のみ口座を登録する必要があります。(2回目以降は自動で表示されます) - Wiseの口座に振り込む
これで送金の手続きは完了です。
銀行の営業時間などにより、振り込まれるまでに初回は数日かかる場合があります。
2回目以降は手順と日数ともに劇的に短くなります。
注意点
本人確認は日本出発前に済ましておこう!
これは、僕の失敗談なのですが、海外”送金”なので、留学先で口座を作ってから始めればいいやと口座を作るまで何もしていませんでした。
そして、海外の口座を作りいざWiseで送金しようとし、アカウントを作ったら本人確認書類がなくて送金することができませんでした。
もちろん、留学しているので、パスポートは持っていましたが、新しいパスポートだったため「本人記入欄」がなく(2020年2月以降のパスポートにはありません)、本人確認書類として使えませんでした。
「マイナンバーカードは使わないだろうし無くしたら嫌だな」と思い日本に置いてきたので、結局親に登録してもらい送金してもらいました。
心配な方は、アカウント作成後→Wiseにチャージするで少額を入金し、本人確認を済ませましょう!
その時使った書類は、留学先へ持って行ったほうが安心です!
本人確認に必要な書類はこちらから
Wiseのデビットカードを出発前に受け取っておくと安心
Wiseのデビットカードは必須ではありませんが、Wiseに入金してそこから支払いをする際のみ必要になります。(ちなみに僕は、元からカナダの口座に送金する予定だったので発行していません)
海外で口座を作らない方やカードをあまり持っていない人は、リスクヘッジ用として発行しておいてもいいかもしれません。
発行する際は、デジタルカード(無料)と物理カード(1200円)が選べます。
物理カードを発行する方は、余裕を持って発行し、出発前に受け取っておきましょう!
このブログでは、他にもカナダ留学やトロントに関する情報を発信しています。
興味がある方は、ぜひ他の記事も読んでみてください!
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